ハルツーム州廃棄物管理能力向上計画

ハルツーム州廃棄物管理能力向上計画
ゴミ収集車引き渡し式典


 2016年11月24日、ハルツーム州環境省において、「ハルツーム州廃棄物管理能力向上計画」(無償資金協力15億3,400万円)における、18台のゴミ収集車の引き渡し式典が、執り行われました。

 人口が増大し続けるハルツームの廃棄物処理は社会問題となっており、日本政府は、ハルツームの衛生環境を改善するため、30年以上の長きにわたって取り組んできました。「ハルツーム州廃棄物管理能力向上計画」では、2016年2月にゴミ収集や廃棄のための車両86台を提供し、5月にはそれら車両のための整備工場を建設しています。今回、18台のゴミ収集車を新たに提供し、本計画の完了に至りました。

    
   
                   供与車両の一部                            テープカットを行う大使と環境大臣ら

 式典には、ヒラール環境大臣の他、環境省次官、州環境評議会会長など、政府や州の要人が出席し、伊藤秀樹大使は、環境美化に対するハルツーム州の強い決意を賞賛するとともに、廃棄物問題の解決には住民一人一人の意識向上が必要であり、スーダン人自らが解決することを期待している、と述べました。

 これに対して環境大臣は、廃棄物問題における、長年にわたる日本からの包括的な取り組みに対して謝意を表するとともに、衛生環境改善のためには、ゴミ収集車だけではなく、スーダンの人々の意識の持ちようが不可欠であると述べました。

 日本政府が2月に車両を提供したことで、すでにハルツーム州のゴミ収集効率が17%向上しており、これは、500トン分のゴミに相当するとの報告があります。これを1,400トンにまで増やすことが目標とされています。本計画は、日本式の定時定点回収を導入する技術協力プロジェクトとも連動しており、相乗効果をあげることが期待されています。

 なお、本式典については、Akhir Lahza紙(2016年11月25日発行)、Al Youm Al Tali紙(2016年11月25日発行)、Al Watan紙(2016年11月25日発行)、Al Rai Al Aam紙(2016年11月26日発行)、Sudan Vision(2016年11月27日発行)、Al Sahafa紙(2016年11月27日発行)など、当地新聞でも報道されています。