当地新聞報道:アフリカの良き友人、日本
平成28年11月10日
アフリカの良き友人、日本
当地Sudan Vision紙(2016年11月9日発行)に、日本とスーダンの友好関係についての記事が掲載されました。日本語の要約を紹介します。
日本は、アフリカの発展にとって、良き友人である。例えば、ジェトロは経済成長を支え、JICAは人材開発を支援するなど、日本とアフリカは、何十年にもわたって、他に類を見ない関係を続けてきた。
最も重要な日本の貢献の一つが、1993年に始まったアフリカ開発会議(TICAD)である。これはアフリカの開発をテーマとする国際会議としては先駆的であり、アフリカ諸国の国家元首だけでなく、国際機関、民間企業、市民社会など種々の関係者が参加する。2013年のTICAD Vからは、会期を5年ごとから3年ごとに加速し、また、開催国をアフリカと日本で交互に受け持つことを決め、2016年のTICAD VIは、ケニアで開催された。
TICAD V開会式でのスピーチで、安倍晋三首相は、アフリカに対して、5年間で320億ドルを投資すると発表した注1)。そして安倍首相は、日本の首相としてはほぼ十年ぶりに、アフリカ大陸を訪問した。また、ABEイニシアティブを発表し、5年間で1,000人のアフリカの若者を日本に留学させ、日本の大学や大学院で学び、日本企業で研修する機会を提供してくれた。
日本は、アフリカ諸国の発展に対して極めて重要な役割を果たしてきた。TICADは、その好例である。日本は、地球上で最後に残された市場であるアフリカに注目している。アフリカとしても、日本をはじめとする諸外国からの投資を呼び込み、成長を遂げようとしている。
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注1) なお、2016年のTICAD VIでは、2016年から2018年までの3年間で、インフラ整備、保健システム促進、平和と安定の基盤作りなどのために、300億ドルを投資することを発表しています。