タンガシ・アールウェイズ小学校引渡式典

北部州メロエ郡タンガシ・アールウェイズ小学校引渡式典


 2016年3月22日、伊藤秀樹大使は、北部州メロエ郡に出張し、タンガシ・アールウェイズ小学校の引渡式典に出席しました。

 これまで、タンガシ・アールウェイズ村の男子小学校と女子小学校には、職員室が確保されておらず、教室の一部を作業部屋として代用していました。そのため、授業の準備が十分に行われなかっただけでなく、地域の児童を収容することができず、多くの未就学児も発生していました。また、校舎はわらぶき屋根で、雨漏りがするだけでなく、倒壊の危険もありました。トイレも敷設されていなかったため、排泄の際には、自宅に戻るか、あるいは野外で用を足していました。


   
  
                 スピーチを行う伊藤大使                             テープカットの様子


 2014年9月に伊藤大使がスーダンに着任して以来、日本政府は、すでに7校の引き渡しを行ってきました。この度、日本政府は、児童および教員の学習・教育環境の改善を目的として、旧校舎の改築および新校舎の建設を行い、また、トイレを新築しました。

 日本は、教育と勤勉さを重視し、人材を育成することで戦後の復興を成し遂げてきました。伊藤大使はスピーチの中で、19世紀アラブの著名な詩人アフマド・シャウキの一説――教育は支柱のない家をも興し、無知は高貴な家をも壊す――を引用しながら、教育、人材育成の大切さを力説し、また、スーダン人自身の努力を呼びかけました。

 これに対して、ムバラク・モハメド・シャーマート メロエ郡長は、校舎だけでなく、トイレも整備されたおかげで、特に女子教育が促進されることを強調し、謝辞を述べられました。また、ハヤット・アルハッジ女子小学校校長、サイード・モハメド・カリール・バリース北部州教育大臣からも、日本政府に対する謝意が伝えられました。

 本事業により、タンガシ・アールウェイズ村から通学する812人の児童、また、27人の教職員の学習・教育環境が、飛躍的に改善することが見込まれます。