服部大使による国立地雷対策センター(NMAC)のリージョナル・マイン・アクション(地雷処理)研修所の開講式典への出席

令和3年10月18日
服部大使による国立地雷対策センター(NMAC)のリージョナル・マイン・アクション(地雷処理)研修所の開講式典への出席

 10月14日、服部大使は、ジャービル主権評議会評議員、ヤシン防衛大臣、ヌーラーニー労働・行政改革大臣、ペルテス国連事務総長特別代表兼UNITAMS代表、セディーク・ラーシドUNMASプログラムマネージャー、ハーリド・ハムダン・アダムNMAC代表らとともに、国立地雷対策センター(NMAC)のリージョナル・マイン・アクション(地雷処理)研修所の開講式典に出席しました。同センターはNMACにより運営されていて、今般地雷処理に関する各種研修の提供が本格的に開始されることを受けて式典が開催されました。また、同センターに関し、日本はUNMASを通じて2016年からNMACの能力構築・研修・地雷探知犬の育成等に対し、継続的に支援を行ってきました。
 
 服部大使は式典の中で、スーダン政府及びUNMASや各国との連携によるスーダン国内に於ける地雷処理の成果を称賛し、日本がUNMAS・NMACに対して行ってきた支援内容を紹介し各関係者等との協力関係に謝意を表明した上で、持続的和平及び平和の定着の実現のためには、人材育成を含む包括的な地雷処理活動が重要かつ必要であり、日本は今後も地雷処理分野においてスーダンとの協力を継続すると述べました。
 
              
     服部大使のスピーチ                   服部大使の記念品授与(左からジャービ
                                                    ル主権評議会評議員、ヤシン防衛大臣、
                                                   服部大使、ヌーラーニー労働・行政改革
                                                大臣、ペルテスUNITAMS代表)
 
 ジャービル主権評議会評議員は、同センターにおける各種研修の開講に祝意を表し、2023年までにスーダン国内にある全ての対人地雷を廃棄する目標(オタワ条約上の義務)に対するコミットメントを改めて表明し、この目標の達成に向けた日本をはじめとした各国・各機関からの支援に謝意を表明しました。
 
 ヤシン防衛大臣は、スーダン政府の地雷処理に対する継続的なコミットメントを強調した上で、スーダン国内における地雷処理に関する国際社会からの支援に感謝の意を示し、特に本研修所の立ち上げに貢献した日本に対して謝意を述べました。
 
 ペルテス国連事務総長特別代表兼UNITAMS代表は、各国のドナー及びスーダン政府・NMACに対し謝意を表明した上で、スーダン政府による地雷処理分野における取組は、和平プロセスの進展及びジュバ和平合意の持続的履行に対する重要な貢献であると述べ、今後も(UNITAMS傘下にあるUNMASを通じて)協力関係を強化すると述べました。
 
       
 地雷関連研修の説明             地雷探知のトレーニング
 
 
       
 地雷探知犬のトレーニング             パネルとの記念撮影