G7外相会合における共同コミュニケの発出(スーダン情勢関連)

令和4年5月17日
G7外相会合における共同コミュニケの発出(スーダン情勢関連)

 5月12日から14日にかけて、ドイツ・ヴァイセンハウスにおいてG7外相会合が開催され、会合を通じて共同コミュニケが発出されました。スーダン情勢に関するコミュニケ抜粋部分(仮訳)に関しては、以下のとおりです。


1. 我々は、2021年10月25日の軍事的政権奪取後の、包摂的な民主主義及び平和に向けた文民主導の移行への復帰を引き続き求める。スーダンの経済危機解決の支援に向けた経済支援及び国際的な債務救済の再開を可能にするためには、信頼できる文民主導の政府の回復が極めて重要である。

2. 我々は、性的及びジェンダーに基づく暴力を含む抗議活動の参加者に対する暴力の停止、不当に拘束された全ての人々の即時解放、並びに全ての恣意的な逮捕及び拘束の停止を強く求める。我々はこれらの行為を最も強い言葉で非難し、和解の実現には被害者と生存者のための正義が重要であることを主張する。我々はまた、緊急事態宣言の即時解除を求める。

3. 軍は、平和的かつ民主的なスーダンの実現に実際にコミットしていることを行動で示す必要がある。また、文民勢力も、文民主導の政府の主導権を取り戻すために、重要な交渉事項について共通認識を見出す必要がある。我々は、スーダン人主導の政治プロセスを共に促進している国連、AU及びIGADの協力を歓迎し、危機の解決並びに平和的、民主的、かつ文民主導のスーダンに向けたプロセスの次の段階への関与を継続するよう全ての関係者に奨励する。


G7外相会合の詳細については、下記URLからご参照下さい。
https://www.mofa.go.jp/mofaj/fp/pc/page4_005615.html