服部大使令和3年度対スーダン無償資金協力「食糧援助」E/N署名式に出席

令和3年7月13日
服部大使令和3年度対スーダン無償資金協力「食糧援助」E/N署名式に出席

 7月11日、スーダン財務・経済計画省において、服部大使とジブリール財務・経済計画大臣は、令和3年度対スーダン無償資金協力「食糧援助」に係るE/Nに署名しました。本件は、3.0億円(2.72百万米ドル)相当の日本米をスーダンへ支援し、その販売した代金を積立、スーダンの開発支援に使う事業です。また、この事業により、スーダンが米の輸入に支払う外貨が減る点も期待されています。
  服部大使は署名式で、「気候変動や人口増加などが原因となり、将来的に世界的な食糧危機に直面することも懸念されます。このためにも、スーダンの広大で肥沃な土地と豊富な水資源を活用するための農業開発支援は非常に重要であると考えており、日本は引き続きスーダンの農業生産拡大のための技術支援を含めた各種支援を継続していきます。」と述べました。
  これに対しジブリール財務・経済計画大臣は、日本が保健、飲料水及び廃棄物処理などの多くの分野で大規模なプロジェクトを実施していることについて謝意を表明するとともに、今回の食糧援助が実施されたことについて、改めて日本の皆様に心より感謝する旨発言がありました。また、大臣からは、日本の狭い国土の中で多くの人々が生活する技術があることからも、特に日本の農業生産の専門知識をスーダンの食糧生産増産に活用する支援について申し入れがありました。