令和2年度無償資金協力「上水道施設運営維持管理改善計画」に関する交換公文の署名式

令和2年12月21日

令和2年度無償資金協力「上水道施設運営維持管理改善計画」に関する交換公文の署名式


 12月20日、スーダン財務省において、日本政府による令和2年度無償資金協力「上水道施設運営維持管理改善計画」に関する交換公文(Exchange of Notes (E/N))の署名式が行われました。署名式では服部大使とヒバ財務・経済計画大臣代行の間で交換公文への署名及び公文の交換が行われました。
 スーダンでは、都市部及びその 周辺地域において給水事業を担う組織の能力や機材の不足により、井戸の状態の検査・修 繕や給配水管修繕等、給水システムの維持管理が不十分な状態にあります。本件では、10億4百万円の供与の下、9州において給水システムの運営維持管理に必要な機材整備を行い、スーダン政府が実施する給水システムの検査・修繕等の維持管理能力向上や給水に係る基本データの把握・管理能力改善を実施します。
 署名式において服部大使は、スーダンにおける安定的な安全な水の供給は、スーダンの発展にとって不可欠であり、本件は日本が注力する保健・農業・職業訓練分野におけるスーダンへの支援の基礎となる重要な案件である旨述べました。ヒバ大臣からは、本件支援及びこれまでの日本の多方面からの支援に感謝するとともに、本件がスーダン全土に裨益効果があるため、スーダン政府として履行のために全力を尽くす旨発言がありました。