浦林大使の北ダルフール州エル・ファーシル市における女子小学校の引渡式典出席
令和元年12月26日
浦林大使の北ダルフール州エル・ファーシル市における女子小学校の引渡式典出席
2019年12月15日から16日にかけて,浦林紳二大使は北ダルフール州に出張し,平成30年度対スーダン草の根・人間の安全保障無償資金協力案件「北ダルフール州エル・ファーシル市トゥルバ及びアル・ハダリ女子小学校教育環境改善計画」により建設した2つの女子学校(トゥルバ女子小学校は校舎及びトイレ,アル・ハダリ女子小学校はトイレ)の施設引渡式典に出席しました。
トゥルバ女子小学校校長スピーチ
北ダルフール州エル・ファーシル市は,スーダン西部に位置する地域ですが,過去にあった紛争により多くの国内外の難民が州都の同市に避難したため人口が急増し,小学校では生徒数の急激な増加に伴う教室やトイレの不足を解決するため,新規校舎やトイレの建設が急務となっていました。
このため,日本政府はNGOのプラン・インターナショナルと上記問題を改善する計画を草の根人間の安全保障無償資金協力によって実施することとし,このたび新築校舎とトイレの建設を行い,女子生徒がより安心して学習できる環境を確保するための支援を実施しました。
トゥルバ女子小学校校舎大使視察 アル・ハダリ女子小学校トイレ前
各小学校で開催された同式典には800名以上の小学校関係者及び地域住民が集まり,生徒による歌とグループダンスが披露されるなど,日本の支援に対する最大限の歓迎を受けました。
アル・ハダリ女子小学校生徒によるダンス
浦林大使からは,日本は、スーダンの初等教育,特に女子教育を支援することを非常に重要と考えており,本日エル・ファーシル市において女子生徒への学習環境改善のための支援ができたことを誇りに思う旨を述べました。
アル・ハダリ女子小学校での大使スピーチ トゥルバ女子小学校での集合写真
また,式典の模様はスーダンの新聞にも掲載されました。