浦林大使の中央ダルフール訪問

浦林大使の中央ダルフール訪問
 
 
 1月15日から16日にかけて、浦林信二大使は、中央ダルフールを訪問しました。浦林大使にとって、ダルフール訪問は2回目、中央ダルフール州の訪問は初めてとなります。
 
 今回の訪問では、中央ダルフール州都のザリンジ(15日)及びゴロ(16日)を訪れ、日本の資金を活用して実施されている国連児童基金(UNICEF)の事業を視察するとともに、ダルフールに展開する国連平和維持活動であるUNAMIDの関係者との会談や、ゴロに建設されているUNAMIDの暫定基地の視察も行いました。
 
 2003年から続くダルフール紛争。最近では、情勢は比較的安定してきているとされていますが、北・南・中央のダルフール3州にまたがるジャバル・マッラと呼ばれる地域では、現在でも政府軍と反政府勢力との間で衝突が続いています。
 
 UNICEFは、ジャバル・マッラ地域周辺において、紛争の影響から逃れて避難民となった子供や女性たち、さらにはその受け入れコミュニティに対し、保健、栄養、水・衛生、などの分野での支援を行っています。日本の資金の一部はワクチンやその他の医療用品の購入や、保健従事者の研修などにあてられています。

                                                             
                                                                       裨益者に栄養食品などが入った袋を渡す浦林大使

 15日に視察を行ったザリンジのハメディーヤIDPキャンプ内の保健所やザリンジ病院、16日に視察を行ったゴロ病院では、UNICEFの行う事業により、多くの子供や女性たちが生きていくうえで不可欠な基礎的保健サービスを受けている様子が見られ、その重要性を再認識しました。
 
 また、15日には、UNAMIDのキャンプ内で、UNAMIDや国連関係者との会合に出席しました。UNAMIDは昨年7月の国連安保理決議2429に基づき、原則として2020年6月30日に撤退することとなっていますが、未だに政府と主要な武装勢力との間で和平合意が成立していないなど、多くの課題が残っています。本会合では、ダルフール地域が直面している課題や今後の見通しなどについて、意見交換を行いました。
 
 16日にはゴロに建設されているUNAMIDの暫定基地を視察しました。この暫定基地は、UNAMIDが撤退するまでの間、ジャバル・マッラ地域における平和維持のため活動の拠点となります。

                                                             
                                                                                      ゴロのUNAMID暫定キャンプにて