日本政府による、UNIDOを通じたスーダンの大豆産業育成支援

日本政府による、UNIDOを通じたスーダンの大豆産業育成支援


 2017年7月31日、伊藤秀樹大使は、「大豆加工を通じた栄養状況の改善支援」のための、大豆加工機材の引渡式典に出席しました。

 スーダンでは、国民の2割近くが栄養不足に悩まされているとも言われています。スーダン政府は、大豆、米、トウモロコシなどを戦略的穀物として指定して開発し、自ら、食料安全保障の実現や、雇用創出に向けて努力しています。

 日本政府は、UNIDO注1)への資金拠出を介してスーダンの大豆産業育成を支援しており、第1フェーズとして、2015年に大豆の製粉や焙煎などのための加工機材を供与しています。今回、第2フェーズとして、豆乳やおからなどの大豆加工製品を生産するための機材を引き渡しました。

 式典に出席した伊藤大使は、大豆加工産業の育成を通じて、スーダンの農業開発を支援できることを嬉しく思うとともに、日本人にとって馴染みが深く栄養価も高い大豆が、日・スーダン関係を新しい次元へと発展させる可能性を秘めている旨、伝えました。

 これに対して、カラーマ産業大臣、UNIDOスーダン代表、産業研究センター所長からは、日本政府による包括的かつ持続的な農業開発支援に対して、謝意が述べられました。なお、カラーマ産業大臣は、国費留学生として東京大学に留学し、同大学院にて農業産業博士号を取得されています。

 大豆加工産業の育成を通じて、スーダンの農業がもつ潜在力が活性化され、スーダン人の栄養状態が改善されることが期待されています。

        
   
              供与した機材で豆乳が製造される様子                   大豆加工品を試食する伊藤大使
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 注1)UNIDO, United Nations Industrial Development Organization 国際連合工業開発機関