平成29年度天皇誕生日祝賀会の開催

平成29年度天皇誕生日祝賀会の開催


 2017年12月6日、日本大使公邸において、平成29年度天皇誕生日祝賀会を開催しました。
 主賓としてムーサ・カラーマ産業大臣をお迎えした他、ビシャーラ・ジュムア・アロー畜産大臣、イッザッディーン・ターハ国防省国際関係局長(国防大臣代理)、ワイヤーダ・スワール・アル=ダハブ・ハルツーム州政府長官、ファドラッラー・ブルマ国民ウンマ党副党首、アブドゥルワッハーブ・ヒジャージー外務省アジア部長(前駐日大使)など数多くのスーダン政府要人をはじめ、外交団、在留邦人など、約350人の方々に来場いただきました。

      
   
                  スピーチを行う伊藤大使                             来賓席の様子

 両国の国歌演奏に続いて、伊藤秀樹大使がアラビア語でスピーチを行い、平和の定着、基礎生活分野の向上、農業開発・産業多角化を三本柱とした、日本政府によるスーダン支援の概要などを説明しました。
 また、大臣や国務大臣などスーダン政府要人との会合、ABEイニシアティブ注1)などを活用した日本への留学生の増加、スーダン人レスラーの日本への招聘など、この一年間の人的交流を振り返りました。
 さらに、今次のアメリカによる経済制裁解除を歓迎し、スーダンに、より多くの日本企業が参入することを期待していると述べるとともに、スーダン政府が、外国からの投資環境を、より一層整備することへの希望を、伝えました。
 伊藤大使は、スーダンにおける治安情勢の改善や国民合意政府の樹立に代表される、スーダン政府の前向きな取り組みに言及しました。そして、スーダンの真の安定のためには、政府と反体制派の和平合意が不可欠である点を強調し、スーダン全体の利益のために、和平合意に向けて努力するよう、強く希望しました。
 最後に、日本政府は、このようなスーダンの人々の努力を今後も支援し、経済分野も含め、日・スーダン関係の発展に全力を尽くす所存である旨、表明しました。
 伊藤大使のアラビア語スピーチの全文は、こちらをご覧下さい。

 これに対してムーサ産業大臣は、日本政府による、医療、灌漑、農業、廃棄物処理などの技術支援、また国際機関への拠出金を介した地雷除去や難民支援に対して、謝意を表しました。また、スーダンが、アフリカ開発会議(TICAD注2))への参加を通じて、日・スーダン関係のみならず、日・アフリカ関係の強化にも関与していることを伝えました。
 そして、第二次世界大戦後の荒廃から再興した日本をモデルとしてスーダンが発展することを願い、スピーチを終えられました。
 なお、同大臣は、当館の現地職員として勤務された後、国費留学生として日本に留学し、東京大学で農学博士号を取得された経歴をお持ちであり、冒頭、日本語によるご挨拶もいただきました。

                           

                                          和楽器演奏

 今年は、当地企業からの協賛を得て、イギリスから日本人の和楽器演奏者を招聘し、三味線と太鼓の生演奏を堪能いただきました。お寿司、天ぷら、焼き鳥などの和食も大好評で、来場者からは、日本文化に対して強い関心が注がれていました。

 また、本レセプションの模様は、当地ブルーナイル・テレビで放映されるなど、メディアでも紹介されました。
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 注1) ABEイニシアティブ, African Business Education Initiative for Youth
 注2) TICAD, Tokyo International Conference on African Developmentアフリカ開発会議