UNICEFを通じた、ダルフールおよび南コルドファン州における包括的支援

UNICEFを通じた、ダルフールおよび南コルドファン州における包括的支援


 2018年4月25日、浦林紳二大使は、当地においてUNICEF注1)スーダンおよびスーダン保健省と合同記者会見を行い、同機関に対する200万ドルの資金拠出による、「ダルフールおよび南コルドファン州における紛争の影響を受けた子どもたちへの包括的支援」プロジェクトを実施することを、発表しました。

 
スーダンでは、乳幼児死亡率注2)が1,000人あたり70.1人(約7%)と高率であり注3)、子どもたちの保護が喫緊の課題となっています。特に、紛争で疲弊した地域の子どもたちは脆弱な立場に置かれており、健やかに成長する権利が損なわれています。

 本案件は、ジャバル・マッラ地区注4)および南コルドファン州で生活をしている国内避難民、難民、ホスト側住民の子どもと女性を対象として、栄養、教育、保健、水・衛生分野での包括的な支援を実施することで、地域の社会的融和を促進し、また、子どもたちの生育環境を改善することを目的としています。

 UNICEFスーダンのアブドゥッラー・ファディル代表らからは、日本政府が、子どもたちの権利を実現するために、包括的な支援を差し伸べたことに対して、謝意が伝えられました。

 浦林大使はスピーチの中で、日本政府は、子どもたちに明るい未来を提供しようと尽力しているスーダン政府の取り込みを評価しており、スーダンの子どもたちの能力を強化することで、スーダンの平和と発展の実現に貢献したい旨、伝えました。浦林大使のスピーチ全文は、こちらをご覧下さい。

      
      
                合同記者会見に臨む浦林大使                       UNICEFスーダン代表と浦林大使

 本案件を実施することにより、2歳以下の約13万人の子ども、1万人の学齢児童、6千人以上の母親や保護者、3万人以上の妊婦に裨益することが、期待されています。

 会見の様子は、当地新聞の
Radio Dabanga(2018年4月26日発行)Akhir Lahza紙(2018年4月26日発行)、Al-Youm Al-Tali紙(2018年4月26日発行)、Sudan Vision紙(2018年4月28日発行)などで報道された他、UNICEFスーダンのfacebookにも掲載されています。
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注1) UNICEF, 国際連合児童基金United Nations Children's Fund(旧United Nations International Children's Emergency Fund)
注2) 生まれた子供が5歳までに死亡する確率のこと
注3) WHO World Health Statistics 2017より。なお、日本では、1,000人あたり2.7人と、0.27%。
注4) 北ダルフール州、南ダルフール州、中央ダルフール州にまたがる地域